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津市の中心部からちょっとはなれたところにある屋台ラーメン、長崎屋。そこは、食べにいくというよりは、会いにいくラーメン屋でした。
車でないと、交通機関と利用しての来店は不便すぎる場所です。駐車場は店舗の前に三台くらいは停められそうです。
こんばんはって、お店に入ると、「はい、いらっしゃい」と中華街のお土産のチャイナ帽子をかぶった店主の方が顔をあげる。
お茶はセルフサービス、自分で入れて細長いカウンターみたいな席に座る。
テーブル席はない。
プレハブ小屋の席とは、別に屋台のままの厨房でラーメンを作っている。
あとで、店主の方とお話ししたら、この場所に移ってからは、20年といわれてた、今も屋台だとも言われていた、確かに屋台で作ってる。今も屋台だ。
店主の方は80歳ながら、毎日11時から23時までお店をあけて、優しいラーメンを提供してくれます。
メニューはそれほど多くなく4種類程度、ゆで卵が無料で一個ついてきます。
ゆでたまごをむいていると注文したラーメンが出来上がります。
「薄いや辛かったりしたら、言ってよ、すぐになおせるからねぇー、言わなきゃ損だよー」
と言って、厨房(いや、屋台)から持ってきてくれました。
これがうちのラーメンですっていう、こだわりのラーメン屋さんには何軒も行ってきたけど、味、お好みにかえるよってお店はラーメン屋じゃくてもはじめて。
今回はラーメンと塩ラーメンを注文しました。
ともに¥500。安いなぁー。
しっかり味が入って、かために仕上がった厚めのチャーシューがたくさんのっていて、食べてみるとなんだかすごく懐かしい感じがする。
麺は硬めの玉子めんが好きでとか、スープは煮干し系のが・・とかそんなの別にどうだっていいのかもしれないなって思った。
私、こういうラーメンを食べて育ったのに、いつの間にかこだわりがあることがいい事だと思ってたなぁー、でもそうでもないのかもしれない。
店主の方が、「バカだから、一生懸命ひとつのことをやってきたんだ」って言われてて、なんだかとてもシンプルだなぁーと思った。
ラーメンもそんなお味、あったかくて、懐かしくてシンプルで美味しい。
そしてまた、来ようと思う、また会いたくなるそんなお店でした。
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